GLP-1ダイエットで多くの人に使用されているビクトーザと、新薬として登場したオゼンピック。
次のように、違いがよく分からない人も多いのではないでしょうか。
- 新薬オゼンピックとビクトーザならどちらが痩せる?
- オゼンピックとビクトーザで副作用は違うの?
- オゼンピックとビクトーザはどちらが安い?
そこで当記事では、
- オゼンピックとビクトーザのダイエット効果の違い
- オゼンピックとビクトーザの副作用の違い
- オゼンピックやビクトーザでダイエットしている人の口コミ
など、GLP-1薬オゼンピックとビクトーザを7つのポイントから徹底比較します。
5分ほどで読めますので、オゼンピックとビクトーザの違いが気になっている人はぜひ参考にしてみてください。
オゼンピックとビクトーザを7つの点から比較
「新薬オゼンピックとビクトーザはどういう点が違うの?」
と疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。
そこで当項目ではオゼンピックとビクトーザを7つの点から比較解説します。
- 薬の成分
- 投薬する頻度
- 使用方法
- ダイエット効果
- 安全性や副作用
- 入手方法
- 価格
順に詳しく説明していきます。
【薬の成分】
オゼンピックもビクトーザもどちらも2型糖尿病の治療薬です。
【オゼンピック】
出典:糖尿病リソースガイド
【ビクトーザ】
オゼンピックの有効成分は「セマグルチド」、ビクトーザの有効成分は「リラグルチド」です。
どちらの成分も働きは同じで「GLP-1受容体作動薬」と呼ばれます。
【GLP-1とは】
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)はもともと人間の体の中にあり、小腸から分泌されるホルモンです。食事を摂り血糖値が上がると以下のように作用して血糖値を下げる働きがあります。
- 血糖値を下げるホルモン「インスリン」の分泌を促進させる
- 血糖値を上げるホルモン「グルカゴン」の分泌を抑制する
しかし、GLP-1は体内の「DPP-4」という酵素によってすぐに分解されてしまう特徴があります。
「GLP-1受容体作動薬」は上記のような体内のGLP-1と同じ働きをします。
さらにGLP-1受容体作動薬はDPP-4によって働きが阻害されないように開発されているので、効果的に血糖値を下げられるのです。
また、GLP-1は「痩せホルモン」とも呼ばれ食欲抑制効果があるのでダイエットでも使用されています。
太っている人は痩せている人より体内のGLP-1の分泌量が少ないため、なかなか満腹感が感じられず食欲を抑えにくい傾向があります。
そこでオゼンピックやビクトーザのようなGLP-1受容体作動薬を投与してGLP-1を体の外から補うことで、自然に食欲を抑えられダイエットにつながるのです。
【投薬する頻度】
投薬する頻度はオゼンピックとビクトーザでそれぞれ違います。
【オゼンピック】
週1回投与
【ビクトーザ】
1日1回投与
オゼンピックは毎日投与する必要がないので、注射が苦手な人や忙しくて毎日注射する時間がない人に向いています。
【使用方法】
オゼンピックもビクトーザも皮下注射という点が同じで、操作方法も慣れれば簡単です。
注射といえば「痛い」というイメージがある人も多いかもしれません。
しかし、オゼンピックやビクトーザの注射針は非常に短く髪の毛のような細さなので痛みが少ないのが特徴です。
出典:東京GLPクリニックYouTube
東京GLPクリニック公式イメージキャラクターの杉浦太陽さんがGLP-1注射を体験した際も「刺されていることに気が付かないレベル」と驚くほど。
オゼンピックもビクトーザも注射の操作方法は難しくないので、誰でも投薬でき慣れれば1分で完了します。
【ダイエット効果】
「オゼンピックとビクトーザのダイエットではどちらの方が痩せられるの?」
とダイエット効果の違いが気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで、セマグルチド(商品名オゼンピック)とリラグルチド(商品名ビクトーザ)の効果を比較した「SUSTAIN10」という試験結果からダイエット効果の違いを検証します。
【方法】
2型糖尿病患者(平均年齢59.5歳)577人を以下のようにランダムに振り分け、セマグルチドもしくはリラグルチドを30週間投与。
- セマグルチド群(1.0mg週1回皮下投与):290人
- リラグルチド群(1.2mg1日1回皮下投与):287人
※セマグルチドは8週間かけて(0.25 mgを4週間、0.5 mgを4週間)維持用量の1.0mgまで少しずつ増量。
※リラグルチドは0.6 mgを1週間投与後、維持用量の1.2 mgまで少しずつ増量。
【結果】
体重の30週後までの変化は,semaglutide群-5.8 kg,liraglutide群-1.9 kgで,有意な群間差を認めた(ETD -3.83 kg,95%CI -4.57 to -3.09,p<0.0001)。
30週後にHbA1cが<7.0%に到達した患者(semaglutide群80% vs. liraglutide群46%,オッズ比5.98,95%CI 3.83 to 9.32),≦6.5%に到達した患者(58% vs. 25%,4.84,95%CI 3.21 to 7.30),体重が≧5%減少した患者(56% vs. 18%,5.89,3.93 to 8.81),≧10%減少した患者(19% vs. 4%,4.99,2.57 to 9.68),および複合エンドポイント(HbA1c<7.0%で重症/症候性[血糖値で確定診断]低血糖を伴わず,体重増加もなし)の発生(76% vs. 37%,6.07,4.02 to 9.15)は,いずれもsemaglutide群でliraglutide群にくらべ,有意に多かった(いずれもp<0.0001)。
以上の臨床試験結果をまとめると次のとおり。
<体重変化>
- セマグルチド(オゼンピック):-5.8kg
- リラグルチド(ビクトーザ):-1.9kg
<体重の5%以上が減少した対象者の割合>
- セマグルチド(オゼンピック):56%
- リラグルチド(ビクトーザ):18%
<体重の10%以上が減少した対象者の割合>
- セマグルチド(オゼンピック):19%
- リラグルチド(ビクトーザ):4%
以上の試験結果から、ダイエット効果はビクトーザよりオゼンピックの方が高いことが証明されました。
【安全性や副作用】
オゼンピックもビクトーザもどちらも糖尿病治療薬として国内外で安全性が認められています。
【オゼンピック】
※いずれも糖尿病治療薬として承認
- 2017年に最初にFDA(米国食品医薬品局)によって承認
- 2018年にカナダ保健省、欧州委員会によって承認
- 2020年3月に日本の厚生労働省によって承認
【ビクトーザ】
- 2010年に最初にFDAによって糖尿病治療薬として承認
- 2010年1月に日本の厚生労働省によって糖尿病治療薬として承認
- 2014年に米国・欧米で肥満治療薬としても承認
また、副作用の症状はオゼンピックもビクトーザもどちらも同じで、おもに消化器に関するものです。
【オゼンピックやビクトーザの副作用】
- 吐き気
- 下痢
- 便秘
- 腹部不快感
これらの副作用が出ない人もいますが、感受性の高い人は治療初期に上記のような症状があらわれることがあります。
また、オゼンピックとビクトーザで副作用が起こる頻度は少し違います。
2型糖尿病患者577人をオゼンピック投与群とビクトーザ投与群に振り分け、効果や副作用を比較検証した臨床試験「SUSTAIN10」の結果がこちらです。
【副作用に関する臨床試験結果】
安全性プロファイルは,semaglutide群でliraglutide群にくらべて消化管疾患(43.9% vs. 38.3%)と治療中止となった有害事象(11.4% vs. 6.6%)が多かった以外は同程度であった。
<消化器に関する副作用が起こった割合>
- セマグルチド(商品名:オゼンピック):43.9%
- リラグルチド(商品名:ビクトーザ):38.3%
この試験から、セマグルチド(オゼンピック)はリラグルチド(ビクトーザ)に比べて副作用が起こる頻度が少し高いという結果がでています。
副作用の症状は時間の経過とともに徐々に改善することがほとんどですが、あらかじめ信頼できるクリニックを選んでおくとすぐに相談できるので安心です。
東京GLPクリニックでは、きつい吐き気の副作用が出た方には医師の診察後に副作用を抑える薬を処方しています。
副作用を抑える薬の費用は、あらかじめコース料金に含まれているので追加料金はかかりません。
以上のように、国内外で安全性が認められているオゼンピックとビクトーザで副作用の症状は同じですが、発生する頻度はオゼンピックの方が高い傾向があります。
【入手方法】
オゼンピックとビクトーザともに唯一安全で安心な入手方法は、日本国内の医療機関でGLP-1に精通した医師に処方してもらうことです。
「薬さえ手に入ったら安くダイエットできるんじゃないの?」
と個人輸入しようと考える人もいるかもしれません。
しかし一般人が海外からオゼンピックやビクトーザを個人輸入することは非常に危険で、命に関わることもあるので絶対に避けてください。
個人輸入が危険な理由は以下のとおり。
- 偽薬の可能性がある
- 虚偽又は誇大な効能・効果、安全性などを標ぼうして販売等されている場合があります。
- 正規のメーカー品を偽った、偽造製品かもしれません。
引用:厚生労働省
日本国内で正規のルートで流通している医薬品はきちんと医薬品医療機器等法に基づいて品質や安全性の確認がなされています。
しかし個人輸入の海外製品は専門家による確認がされていません。
そのため本物かどうかの保証がなく、現物の薬やパッケージの説明を見ただけで一般の人が安全かどうかを判断するのはほとんど不可能です。
- 健康被害や副作用の公的救済制度が受けられない
- 日本国内で医薬品医療機器等法を遵守して販売等されている医薬品については、それを適正に使用したにもかかわらず重大な健康被害が生じた場合に、その救済を図る公的制度(医薬品副作用被害救済制度)があります。しかし、個人輸入された医薬品による健康被害については救済対象となりません。
引用:厚生労働省
個人輸入によって海外から入手したGLP-1薬を服用することで健康被害や重大な副作用が発生しても、国の救済制度が適用されません。
以上のように、個人輸入の薬は大変リスクが大きく危険なので、GLP-1薬は必ず国内の医療機関で医師から処方を受けることが大切です。
オゼンピックは新薬のため国内のクリニックでまだ取り扱いが少ない傾向がありますが、東京GLPクリニックで処方が可能です。
無料カウンセリングでは一人ひとりの体質や状態に合わせて最適なGLP-1を処方。
独自開発したアプリのチャット機能でいつでも無料で医師と連絡が取れ、サポート体制も万全なので安心してダイエットを続けられます。
【価格】
「オゼンピックとビクトーザ、どちらが安くダイエットできる?」
と疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、通常の用量1ヵ月分であればオゼンピックのほうが高く、ビクトーザのほうが安い傾向にあります。
ただし、オゼンピックは用量によって値段が変わることが多いので、一見するとオゼンピックのほうが安く見えるかもしれません。
しかしながら低用量のオゼンピックは薬の効果に慣れるための導入用とされています。
そのため、場合によってはビクトーザより安いものの低用量のまま使い続けても十分なダイエット効果を得られない可能性があります。
そして具体的な金額の相場はクリニックによってまちまちですが、1ヵ月分で10万円前後となるところが多いです。
ただ、クリニックは価格だけで決めるのではなく処方後のサポートがしっかりしているところを選ぶのが大切なポイント。
価格が安いことを宣伝しているクリニックは以下のような可能性があるので注意が必要です。
- 通常より低い用量で使うよう指示されるため痩せにくい
- 効果の薄い安価なGLP-1薬を処方している
- 薬の取り扱いが1種類しかなく、合わなかった場合に変更がきかない
- 患者のダイエット実績が少ない
- ダイエットについての知識が不十分な医師が薬を処方している
- 薬を処方するだけで副作用が起こった場合や疑問点がある際のサポートがない
GLP-1ダイエットを行う上で経済的な負担を抑えたい場合は、医療分割が使えるクリニックを選ぶのもおすすめです。
<医療分割とは>
医療分割はクレジットカードを使わずに分割で支払いができるローンのこと。医療機関でのみ利用でき、クレジットカードよりも利率が低いのが特徴です。
東京GLPクリニックは現金やクレジットカード決済はもちろん、医療分割も使えるのでお財布に優しいのがうれしいポイントです。
東京GLPクリニックの医療分割を利用すれば月々5,900円からGLP-1ダイエットができ、支払い回数も3~60回まで選択できるので、あなたの予算に合わせて始められます。
さらにアプリのチャット機能を使えば無料で何度でも医師と連絡が取れるのも大きなメリットです。
あなたの体質に合う薬を処方するだけでなく万全のサポート体制も整っているので、ダイエット中の疑問点や副作用の不安などを気軽に相談できます。
以上のように、GLP-1ダイエットをする際は価格が安いという理由だけでクリニックを選ばず、信頼できるかどうか・サポート体制が整っているかどうかを確認することが大切です。
GLP-1薬でダイエットができる理由とは?
「GLP-1薬でダイエットができるのはなぜ?」と疑問に感じている人もいるのではないでしょうか。
そこで当項目では、オゼンピックやビクトーザなどのGLP-1薬でダイエットができる3つの理由を解説します。
- 脳の摂食中枢に直接働きかける
- 胃の動きをゆるやかにする
- 血糖値の急上昇を防ぐ
以下で順に詳しく紹介していきます。
脳の摂食中枢に直接働きかける
GLP-1薬は脳に直接作用して満腹中枢を刺激する働きがあります。
その結果、満腹感を以前よりも早く感じられるようになり自然に食欲が抑えられるのです。
自分の意志だけで食欲を抑えるのは非常に困難なので、これまで食事制限のダイエットをしても長く続かなくて挫折した経験がある人も多いのではないでしょうか。
その点、GLP-1ダイエットなら自分の意志とは関係なく食欲が自然に抑えられるので、無理に我慢したり極端な食事制限をしなくても痩せられるのです。
胃の動きをゆるやかにする
GLP-1薬が直接胃に働きかけて胃の動きをゆるやかにし、消化スピードを遅らせる作用があります。
その結果胃に残る量が多くなり少量の食事でお腹いっぱいになり摂取カロリーが減ることで体脂肪が蓄積されにくくなるのです。
また、胃のぜん動運動がゆっくりになり胃の中の食べ物が長時間残りやすくなることで、食間に空腹感を感じにくくなり間食を抑えられる効果もあります。
食間についついお腹がすいて、チョコレートや菓子パンといった高カロリーのお菓子を食べてしまう人も多いのではないでしょうか。
そこでGLP-1薬を投与することで食間の空腹感を抑えられ、間食が減ることで大幅なカロリーカットができダイエットにつながるのです。
血糖値の急上昇を防ぐ
GLP-1薬には血糖値の急上昇を防ぐ効果があるので、食べたものが脂肪として蓄積されにくくなります。
空腹時にいきなり食事を摂ると糖が腸から吸収されて血液に入ることで血糖値が急上昇。
するとすい臓から「インスリン」というホルモンが大量に分泌され、糖が肝臓や筋肉などの組織に取り込まれます。
その結果、血糖値は下がり組織の中で糖がエネルギーとして利用されますが、余った糖が中性脂肪として体に蓄えられるのです。
一方GLP-1薬は食べ物の消化吸収をゆるやかにする作用があるので、食事をとった際の血糖値の上昇もゆるやかになり脂肪として蓄積されにくくなるのです。
オゼンピックやビクトーザのダイエット口コミ集
「オゼンピックやビクトーザを実際に使っている人はどのくらい痩せているの?」
と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
そこで当項目ではオゼンピックやビクトーザを使用してダイエットしている人の口コミを紹介します。
オゼンピック92日目
99.4kg 前日比-0.7kgトータル-15.6kg
オゼンピック始めて今日で丁度3か月でギリギリ-15kg達成できた。元々の体重を考えるともっと減ってもいいかと思うけどまあいいか。次の目標は年内に90kg切りにしよかな。— GLP1ダイエット備忘録 (@kgP5ahE0SvjAjm5) October 30, 2020
こちらのアラフィフ女性(身長174cm)は3カ月間オゼンピックを投与し、115kgから99.4kgまで減量。
見事-15kgものダイエットに成功しています。
本日の体重は52.8kgでした!
今日も0.2kgも落ちてた~
ビクトーザを1.2mgに増やしたせいかな?
今日は食事というか、かなり軽食なメニューだったな
それと歩く距離伸ばしなのもよかったのかもしれない!( *´艸`)
この調子でGLP-1ダイエット頑張っていきますね☆
こちらの女性はビクトーザでダイエットを行い、71日で60.3kg→52.8kgまで体重減少。
約2カ月半で-7.5kgのダイエットに成功しています。
GLP-1ダイエットでは激しい運動は必要ありませんが、適度な運動をすることでより効果的なダイエット効果が期待できます。
運動することで代謝がよくなると太りにくくなり、リバウンド防止にもつながるので一石二鳥ですね。
68.7→57.2 11.5減
2ヶ月半経過…目標は、55kg
あと半月で2.2kg減
達成するかな…頑張らなきゃ
希望は、54kgなんだけど1kg大きい❗️#医療ダイエット#ビクトーザ
#リバウンドなし— diet裏垢 医療ダイエット (@D12kg) September 3, 2020
こちらの女性はビクトーザを使ったダイエット2カ月半で68.7kg→57.2kgまで体重減少し、11.5kgのダイエットに成功。
GLP-1ダイエットで大きな効果が出て、リバウンドもせず順調に体重をキープできています。
このようにオゼンピックやビクトーザで10kg前後減量している人が多数いることから、GLP-1薬にしっかりとダイエット効果があることが分かります。
最先端医療の減量法で効果的に理想体型になろう
GLP-1薬のオゼンピックは臨床試験によってビクトーザより高いダイエット効果が証明されていますが、新しい薬のため副作用などの面でまだわからない点もあります。
そのため、減量効果の高いオゼンピックを使ってみたい人は取り扱いのあるクリニックで医師に相談することをおすすめします。
GLP-1薬の選択は自分だけで判断せず、信頼できるクリニックで専門の医師に最適な薬を処方してもらうのが最も効果的で安全な方法です。
医師と一緒にできる最先端医療の減量法で、あなたも理想の体型を手に入れる第一歩を踏み出しませんか?